2010年4月27日 (火)

放送時間にいなくてもよい!ラジオ

毎年、春のこのシーズンになると、ふとNHKの英語番組が気になることがあるのです。
書店で「新番組」とサブタイトルのあるNHKテキストを目にしたり、雑誌の記事に「英語番組」の特集物を見てしまったりすると。
でも「放送時間にラジオの前にいなければならない」という漠然とした思いが英語番組の敷居を高くしていました。

今年の始めごろ、「放送時間にいなくてもよい!ラジオ」の新製品が発売されたことを知り、私にとっての英語番組への入り口が開きました。

3月ごろに購入し使用していますが、なかなか重宝しています。
一度録音の設定さえしてしまえば自動的に録音されるので、ipodやウォークマンといった「携帯用音楽プレイヤー」と同様の使い勝手で番組が活用できます。

録音は、「毎週 月、火、水 ・ 朝6時~6時15分」といったように
①複数の曜日と      例=月、火、水
②一つの決まった時間 例=朝6時~6時15分
の組み合わせを1件(一番組)として、20件登録できます。
このように登録しておくと毎週、毎週決まった曜日の決まった時間に自動録音してくれます。
そして合計録音時間が最長で約130時間録音できます。つまり、60分カセットテープ130本分を自動で録ってくれるのです。

同様の製品は数年前に登場し「サンヨー」「オリンパス」「サン電子」といったメーカーから販売されており、評判も上々のようです。またパソコンに、ラジオを受信できる部品を取り付けてラジオ番組を自動録音する装置も市場にでています。

OBCのロビーの一角には特集コーナーを設けて、主要な「NHK英語番組」2010年4月のテキストを紹介しています。生徒の皆さん、是非ご覧ください。
またこのラジオを使用しているスタッフもいますので興味をもたれた生徒さんはスタッフとお話してみてください。
スタッフには「高校現社」「高校政経」「高校日本史」を聴いている人がいます。
私は「ラジオ深夜便」のトークのコーナーを録音して聞いてみようかな。

【参考リンク】
 ●サンヨー
http://jp.sanyo.com/icr/lineup/xrs120mf/index.html
http://jp.sanyo.com/icr/lineup/rs110mf/index.html

 ●オリンパス
http://olympus-imaging.jp/product/audio/pj10/index.html
http://olympus-imaging.jp/product/audio/vj10/index.html

 ●サン電子
http://talkmaster.jp/

|

2010年4月26日 (月)

英語教育学概論

Photo

著者:高橋 正夫
出版:金星堂

この書籍は、中学校や高校という「学校」という場からの視点で書かれています。
現在の学校教育の中で英語学習がどのようにに取り組まれているか、どのように取り組むべきかなど、現状や課題の具体的な例を紹介し、英語教育の現代的諸問題を幅広く網羅し解説しています。

内容は
日本の英語教育の歴史から始まり、
・外国語教育の目的
・教え方の源流となる考え方が幾通りもあること
・指導要領
・教科書
・評価法
・小学校からの早期取り組み
・国際理解教育
などです。
付録には文部科学省が作成した中学、高校の「学習指導要綱(英語)」がついています。


私たちOBCクルーは、いわゆる「学校教育」とは異なった立場で子供たちと接したいます。
端的に言えば、学校での英語の授業が知識のインプットを柱にしたものであるのに対し、私たちの取り組みはそれを活かす能力を育てる場です。

しかし「学校教育」と私たちOBCとの間柄は決して排除し合うものではなく、むしろ補完し合うものであると考えています。
対極的な部分もありますが、互いが不可欠な両輪をなしているといえるものでもあります。
そして全くの共通点は「子供たちへの願い」です。その願いとは、社会の一員として自分の役割を担ううえで、その道具として知識や能力を身につけて欲しいということです。
子供たちがその道具を身につけるための支援をすることが、私たちの共通する役割です。

どうすれば子供たちを効果的に支援できるのか?そのアイディアを絞りだすために、今の学校教育について述べられたこの本の内容は、私たちにとってとても貴重で参考になる情報です。

追記
この書籍は前回(10年前)の指導要綱改定時に刊行されたものです。直近の指導要綱改定に対応した新刊が現在では刊行されています。後日記事を掲載予定です。

|

2009年2月12日 (木)

Present Yourself プレゼンテーション

Photo

私も含め、多くの日本人が苦手とするプレゼンテーション。
低年齢から学習の一貫として取り入れているアメリカとは違い、日本は多くの先進技術や優れた考え方を持っているにもかかわらず、それらを知らしめる方法は全くと言ってよいほど・・・・。

「人に伝える事はむずかしい」とわたしが仕事上、悩みを抱えているところにこのシリーズが登場。

アイディアの収集から実際の発表に至るまでの過程を体系的に学ぶことを重視したプレゼンテーションスキルテキストです。採用されている語彙や文法は、日本人が使う頻度が高いものに集約されています。
英語以外で、人前で発表するような場面でも役立ちます。

プライベートクラスでお使いになられてはいかがでしょうか?

記事 M.Y

|

動機づけ研究の最前線

R0010124
著 者:上淵 寿 東京学芸大学教育学部助教授
出版社:(株)北大路書房

どんなことに取り組む場合でも「無限のやる気がでればいいのに!」とおもうことはありませんか?

さて、今回の本は人の「やる気」をテーマにし本です。書店に行くと「こうすればやる気がでる」とか「積極的になれる」というような私たちを励ましてくれる内容の本は数多く目にすることができます。
この本は、やる気を出すための「励まし」の本ではありません。人の「やる気」のしくみを、数多くの研究から説明しています。
ジョークを伴った軽い読み物ではありませんが、判りやすく整理された説明がされています。

さて、古い研究では何かの行動に対して「報酬や罰」が与えられるとそれが「やる気」につながると説明した研究がありました。

しかし近年ではむしろ逆に「報酬や罰」が与えられる事は場合によっては「やる気」にとってマイナスだとされています。
外からの刺激で起きた「やる気」は「やらされる」のであって「やりたくなる」のではない。内面から「やりたくなる」ためにはよい環境を整える必要があるというものです。

近年の多くの研究では、人の「やる気」は
 ●感情
 ●欲求
 ●考えること
以上3つの事柄が深く関わっているとされます。これらの事柄が満たされると、人の「やりたい気持ち」は生まれやすいというものです。

OBCも含めておおよそ英会話教室のサービスにとって参加する人の「やりたい気持ち(やる気)」にかかわりをもつ事はとても大切なことです。
参加者のニーズは英語が話せるようになることです。このニーズを生徒さんの参加なしに英会話教室が一方的に満たす事は出来ません。

参加していただく人が「やりたい気持ち」を持てるよう、その力となるために
●「感情」 という意味では、本当に楽しく、心地よい。
●「欲求」 という意味では、好奇心を満たして、自らができることを実感できる。
●「考える」という意味では、参加している人にとって必要な情報が整理されて提供される。
これらのことに心がけOBCはサービスを提供しています。

この本は参加者の「気持ち」の大切さを私たちに示した一冊でした。

|

人が学ぶということ・認知学習論からの視点

R0010121_3 

著 者:今井むつみ 慶應義塾大学環境情報学部助教授
     野島久雄 NTTマイクロシステムインテグレーション研究所主幹研究員
出版社:北樹出版

日本語を話せるようになったように、外国語を話せるようになればいいのにと思うことがあります。この気持ちに訴えるように、外国語学習の教材や教室などのキャッチフレーズには「赤ちゃんが言葉を覚えるように」といった表現が使われます。
さて、大人の私たちにも「赤ちゃんが言葉を覚えるように」日本語以外の言葉を身につけることができるのでしょうか?
このような疑問に科学的観点からこの本はこたえています。

・生まれたときから始まる母語の学習
・子供のときから始める外国語の学習
・大人になってからの外国語の学習
・言葉以外の学習、例えば科学や社会あるいは仕事や生活上での学習
これらの学びの仕組みについて、異なる点、共通する点などを挙げながら科学的な視点で述べています。

この本が取り上げているのは、学習者や教える人の経験から語られる、個別の人の体験談的な内容ではありません。
多数の人からの経験の聞き取り、多数の事例の調査、実験、検証を行ったうえで、個別事例の環境や条件の違いなどを考慮して、おおよそ人の傾向としての人間の学習の仕組みの解明に挑んでいる点が興味深いです。

赤ちゃんが母語を身につけるように、努力を全く自覚することなく、大人である私達が外国語である英語を身につけることはどうやら難しいようです。
しかし、多くの人々が「大人になってから外国の言葉を身につけた」という実際の例がある。それらの人々は大人の学び方を使ってる、赤ちゃんとは違う学び方をしている。
また人の学びの仕組みの研究を踏まえたうえでもうえでも、私達が英語を身につける事は十分に可能であるとこの本は主張しています。

今から数年前、私たちは今までの経験や、私たちの周りで言われている様々な学習法として知っていることをすべてリセットしてゼロの地点から、英会話に取り組むことを始めました。
「外国語を身につけるとはどういうこと?」
「ベストな方法はあるの?」
「できるならなるべく楽に、身につけたいよね」
「でも、生まれから日本語を話せるようになったようなったのと同じようにはいかないよね」
などという多くの声を前にして、今一度世界中で外国語を身につけるための方法に取り組んでいる研究者たちの声に耳を傾けようと思ったのです。

新たな取り組みがスタートしたとき、手に取った第一冊目の本がこの本でした。

|

«クルーの書斎テープカット